【世帯年収650万】4000万円の新築マンションを50年ローンで購入できるか

マンション

こんにちは。ながりと申します。

住居探しにお金の計算…大変ですよね。まず何から勉強したらいいかすらさっぱりです。なので、

訊くだけならタダだ!ということで勉強がてらマンションのモデルルーム見学に行ってきました。

素人ではありますが知見がかなり深まりましたので参考になればと思います。

こんな悩みありませんか?

・ 4000万円って言われても実感沸かない
・ 月々いくら?
・ 他にかかる費用は?
・ 50年ローンって良いの?悪いの?
・ まだ20代だし低年収だし新築マンションなんて…

【結論】世帯年収650万で4000万円の新築マンションを50年ローンで購入は

早速ですが、結論から話してしまいます。

私には無理でした。

年齢・年収・家族構成・貯蓄

筆者情報

 年齢:20代後半
 年収:350万円(妻:300万円)
 家族構成:3人と1匹(ジャンガリアンハムスター)
 貯蓄:150万円程度

マンション販売価格

4,060万円(税込)

正直、勉強するまでは相場として高いのか安いのか全く分かりませんでした。

人によって感覚は違うと思いますが、今の低年収の私はこう思います。

たっけーーー。

その理由は後述していきます。

住宅ローン(50年)

50年ローンは一部地方銀行やインターネット銀行が取り扱っているようです。

最近出たばかりなのか数が少ない印象ですね。良し悪しを簡単に言うと、

メリット:月々の返済額を安く抑えられる

デメリット:総返済額がかなり多くなる

です。今回は住信SBIネット銀行の50年ローンで記載していきます。

ローンを計算するにあたって必ず必要なものが金利というものです。

金利というのは「借入額に対して支払う利息」のことです。何やら難しいですね。

例えると4000万円の借り入れで金利0.5%とすると約500万円程多く払わないといけません。

また、金利には変動金利へんどうきんり固定金利こていきんりの2種類存在します。本記事は変動金利で記載します。

では、住信SBIネット銀行で50年ローンを組んだ場合以下のようになります。

借入先金利(変動)返済借入額月々分
住信SBI銀行0.447%50年4,060万円75,522円
2024.5現在 金利は変動する可能性があります。

あれ?意外といけるんじゃね?そう思った方はいらっしゃるはず。(私は思いました…。)

ですが、冷静になって計算してみましょう。

75,522円を50年間、つまり600ヵ月払うといくらになるか。

75,522円 × 600ヵ月 = 45,313,200円

約470万円多く支払うことになります。

これはなかなか大きいですね…。

※住宅ローンには保証会社の上乗せ利率というものも存在するため、金利が上がる場合があります。

月々の支払額

費用名金額
ローン月々75,522円
修繕積立金6,370円
管理費6,790円
インターネット利用料880円
固定資産税(月々換算)10,000円
駐車場代10,000円
駐輪場代600円
110,162円
※各費用の詳細は後述します。

この金額を見て低年収の私は「かなり節約せな…」と思いました。

ローン会社では月々7万円!とよく謳っていますが、結局のところその他費用を含めると軽く10万円はオーバーします。

私の場合ここから「車ローン・自動車保険・保育料・食費・光熱費・水道代・ガソリン代・日用品費etc…」とかかります。

全て足すと大体22万円程でしょうか。

娯楽を全て捨て去れば毎月8万円は貯金ができます。

仕事を生きがいとしていけるなら問題はないと思いますが、私は120%無理です。断言できます。

修繕積立金

実はマンションは他にも月々支払わなければならない費用が存在します。

その名も「修繕積立金しゅうぜんつみたてきん」です。

読んで字のごとくです。建物は日々劣化していきますよね。簡単に言うとメンテナンス費用です。

一軒家を持つ場合はここが壊れたあそこが壊れたといった際、自分で業者を発注し貯蓄から支払うと思います。

マンションはその手間がない分毎月支払って積み立てていかなければなりません。

私が見学したマンションの月々の修繕積立金は、6,370円でした。

あれ?これもそんなに高くない?そう思いませんか?

ローン月々返済額の75,522円と足したら81,892円です。

案外行ける…?

しかし、修繕積立金は一定の年数で高くなるんです。

私が購入を検討した部屋の総専有面積は70.78㎡で、下図のように金額が増えていきます。

年数1~5年度6~10年度11~15年度16~30年度
1㎡あたりの単価90円/㎡150円/㎡210円/㎡270/㎡
月々の支払額6,370円10,617円14,863円19,110円
総専有面積から割り出した㎡単価に専有面積を乗じて算出されます。

年数が経つにつれ給料も上がるから大丈夫という方もいらっしゃるかと思います。

確実に上がる方はその思考で問題ないと私は考えています。

管理費

賃貸にお住まいの方であれば特に違和感のないワードですね。

マンションにも管理費はかかります。

私が購入を検討したマンションでは6,790円でした。

81,892円と足すと88,682円です。

インターネット利用料

こちらは管理会社が指定しているJ:COMで月々880円です。

これは安いですね。

88,682円と足すと89,562円です。

(回線速度は妥協しないといけなさそうです。)

固定資産税

忘れてはならない住宅を購入すると必ずかかる固定資産税こていしさんぜい

総務省が定めた土地や家屋を評価する指標で決まるため、定まったものではないことに注意してください。

これは纏めて支払ってもいいですし、月々で支払っても良いものですが、

本記事では費用感が判断しやすいよう月々の額として計算に含めます。

私が購入を検討したマンションにかかる固定資産税は年間で約120,000円です。

月々にするとちょうど10,000円ですね。

89,562円と足すと99,562円です。

その他費用

その他費用はかかる方もいればかからない方もいるため参考程度に見ていただければと思います。

費用名金額
駐車場代10,000円
駐輪場代600円(300円/台)

99,562円と足すと110,162円です。

住むまでにかかる費用

費用名金額
売買契約書印紙代10,000円
金消印紙代20,000円
登記費用約361,000円
固定資産税等清算金 土地のみ(13ヵ月分)約40,000円
火災保険料(5年分一括払い)約50,000円
地震保険料(5年分一括払い)<任意>約50,000円
管理準備金15,000円
修繕積立一時金566,000円
提携ローン費用
借入額の0.2%に斡旋料や事務手数料を含めた金額
1,036,750円
予備費80,000円
約2,200,000円
※詳細は割愛します。

何も勉強せずこの額を見たときは「一桁間違えてない…?」とさえ思いました…。

まとめ

「住むまでにかかる費用」は貯蓄150万円あったので一年頑張って貯金すればギリギリ払えなくもない金額でした。

しかし、

・ 引っ越しにかかる費用
・ 家具を買いそろえる費用
・ 部屋毎にエアコン設置

上記を考えると現実的ではないと私たちは判断しました。

ですが、同時にこの条件でも4000万円の新築マンションに住むのは不可能ではないことも分かりました。

今回は金銭面のことをお話しマイナスに受け取られた方もいると思いますが、モデルルーム見学で思ったことは新築マンションはとにかく設備が凄いです。

今回は触れませんでしたがプラス要素として住宅ローン控除というものもあります。

住宅購入は人生最大の買い物です。もし悩まれた際にこの記事が参考になれば幸いです。

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